2015年4月8日水曜日

石塚 真一 (著)「BLUE GIANT」(4・5巻) (コミック)

 

石塚 真一 (著)「BLUE GIANT 4 (ビッグコミックススペシャル)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4091868282/>
コミック: 208ページ
出版社: 小学館 (2014/12/26)
言語: 日本語
ISBN-10: 4091868282
ISBN-13: 978-4091868282
発売日: 2014/12/26

石塚 真一 (著)「BLUE GIANT 5 (ビッグコミックススペシャル)」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4091868509/>
コミック: 200ページ
出版社: 小学館 (2015/2/27)
言語: 日本語
ISBN-10: 4091868509
ISBN-13: 978-4091868503
発売日: 2015/2/27

[書評] ★★★★☆

兄に買ってもらったテナーサックスで「世界一のジャズプレイヤー」を目指す主人公の宮本大(ダイ)くん、高校を卒業して、普通には就職せず、東京に出てきちゃいました。住処は、大学進学した高校同窓生の下宿(要するに居候)。仕事は、飲食店や工事現場の肉体労働。主人公、お金が無いながらもジャズバーに出入りして、凄い(かも知れない)ピアニストと衝撃の出会いをします。このピアニスト、大学をサボりまくっている学生なのですが、音楽について言うことは一丁前。
  • 死ぬほど努力を積もうが、手にマメができるほど楽器を吹こうが、才能のない奴は、全っ員ヘタクソ。
  • ヘタや奴と組むってさあ、時間の無駄以外の何ものでもなくね? 無意味って思いません?(いずれも5巻、pp. 30-31)
まぁ正論なのかも知れません。でもですねぇ、私は、複数人で演奏する音楽って、プレイヤ同士の能力の単純な足し算ではなく、化学反応による掛け算とかもあると思うのですよ(音楽に限らず、仕事とかもそうですよね)。化学反応ですから、凄いプレイヤ同士で合奏したのに訳ワカラン演奏になってしまった、等の相性の善し悪しもありますけどね。化学物質同様、接触した途端に爆発…なんてケースは人間社会でも実際に起こることです(そしてそこには、「良い爆発」と「悪い爆発」の両方があります)

閑話休題。

読んでいて思うことは多々あれど、今後大きく展開することが予想(期待)されるストーリー。1~3巻を読んだ時の衝撃が大きかっただけに、ショボい展開になったら許しゃしませんぜ(笑)。

1~3巻の書評(リンク)では、「無茶&強引な設定が多いが、そんなのどうでも良くなる位、ドライブ巻の強いストーリー。熱い」 なんて書いてしまいましたが、このテンションを維持し続けて欲しいものです。作者さんは大変でしょうけど。


◆既刊(1~3巻)Amazonリンクと拙書評:

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