2012年7月29日日曜日

池谷裕二・糸井重里「海馬―脳は疲れない」

池谷 裕二 (著), 糸井 重里 (著)
「海馬―脳は疲れない 新潮文庫」
<http://www.amazon.co.jp/dp/4101183147/>
文庫: 344 p ; 出版社: 新潮社 ; ISBN: 4101183147 ; (2005/06)
[書評] ★★★★☆
 最近、脳や脳科学に関する書籍が非常に多いように思える。 素人向けに易しく書かれた本もあれば、難しい本もある。 人間のゲノムの解釈が一段落ついた現在、次なる生命の神秘は、 脳・脳科学と言えるのかも知れない。
 本書は、その道のプロ(大学の研究者)が、脳科学/医学の素人、 糸井重里氏と対談するという形をとった、軽い読み物。でも、軽い読み物とは言え、内容は非常に面白い。 池谷先生の説明が良いのか、それとも糸井氏のリードが良いのか(おそらく両方なのだろう)、人間の脳の特性や、脳の活かし方を分かりやすく説明する。
 本書は、脳科学の最前線や全体的なレビューではないが、 素人でも分かりやすく読める良書だ。あまり難しく考えずに、人生を楽しむには、 本書のような本も役に立つのではないだろうか。 脳の特性を知った上で、この特性を生かしたり、時には逆らってみたりして、 自分の脳を活かそう、という前向きな読者にオススメ。

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